…ヤマハ

今回ご紹介するのは、うちにある唯一の純生ギ、ヤマハC-150。1978~83年頃に作られた個体らしいです。このギターが世間的にどれぐらいのグレードのものなのかは全く知りませんし知ろうとも思いませんが、普通に弾けて普通に音は出てます。

個人的にボサ関連が盛り上がっていた20世紀末のある日、ジョアン・ジルベルトの「Um abraco no bonfa（ボンファに捧ぐ）」というインスト曲を弾くためだけに購入。

普通に音が出て、苦しまずに弾ける程度のコンディションであればどこのメーカーのでも良かったのだが、楽器屋の「腐ってもヤマハ」というアドバイスに従った。6,000円ぐらいだったと思う。

当然のことながら、エレクトリックとは全く違う音世界がなかなか新鮮で、その後もあれこれボサ系の曲を練習したりしたが、肝心の「Um abraco no bonfa」は、サビ頭までどうにかコピーしたところで力尽きてしまい、その後全く進んでいない。もちろん音を拾えたからといって即弾けるというわけではない（トホホ…）。

■余談

で、このギターを入手し、ひたすら練習していた頃の話ですが↓

• ジョアン・ジルベルトの3rdアルバムに入っている「小舟」という曲の間奏のピアノが耳について離れなくなった。
• ボサ・リオのデビューアルバムの冒頭から炸裂しているユニークなオルガン（たっぷりなリバーブとスタッカートなコード弾き）がとても気になってきた。このスタイルは一体どこから来たんだろう…
• コテコテなソウル・ジャズ系のオルガンから、ラウンジ風のクールなオルガンに興味が移行してきた。

…みたいな事が重なり、ある日ワルター・ワンダレイという人を発見するのも今にして思えば必然だったわけですが、ギターとあんまり関係ないので詳細は割愛。